Introduction: 咳はアンジオテンシン変換酵素(AA)阻害薬に関連する有害事象である。 ACE阻害剤による咳嗽は,ACE阻害によるブラジキニン,サブスタンスP,プロスタグランジンの蓄積に関連すると考えられている。アンジオテンシン受容体拮抗薬(AARB)はACEに作用しないため,理論的には咳嗽を引き起こさない可能性があるとされている。 しかし、この報告では、逆にACE阻害剤であるエナラプリルに置き換えたところ、ACE阻害剤による咳が完全に消失したロサルタ・ACE阻害剤の症例が報告されている。55 kg、ACE阻害薬未使用(入院前)、高血圧、蛋白尿、高脂血症でイラン、テヘランのImam Referral病院の救急部に来院した。腎臓病棟に入院し、ヒドロクロロチアジド12.55 mg/dd、フロセミド20 mg BID、シンバスタ アチン20 mg/ddを処方された。 患者は呼吸器系疾患を有していなかった。 ロサルタン投与開始3日目に咳嗽が出現し、ロサルタン投与期間2週間は咳嗽が持続したが、ロサルタンからエナラプリル(22.5mg/dd)に変更後1週間で、咳嗽は完治した

結語。 ロサルタン投与中に咳嗽が出現し、ACE阻害薬であるエナラプリルに置換したところ、咳嗽が消失した若年女性の報告である

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